ロシアで早起きがんばる日記

#日本語教師 #ロシアから日本に #日本からロシアに

本が読めた記念!

ロシア来る前に精神科に通っていた。あとは産婦人科

 

つまり私の生活圏は、バイト先(2軒)、日本語学校(2校)あとは病院。

毎日移動しかしてなくて、ご飯は基本移動中。

ご飯を移動中に食べるのは今に始まったことじゃなくて、

高校生のころからそんな感じの生活してきたからなんとも思ってなかったし、

周りもそんな人が大勢いる社会で生きてきたから考えることじゃなかった。

時間に追われていて普通だったし、その方が生きやすい。

 

 

今日書き残したいと思ったのは自分の精神状態について。

 

 

最近ここ5年ぐらい本とか、

映画をみる根気がなくて、

なんならドラマも無理なぐらいの状態だった。

それが、この一週間で2冊も読んだ。

そのうえ、最近1話1時間ちょっとある韓国ドラマを毎日見てる。

 

 

この変化の原因はなにか考えたいと思った。

 

 

昔からストレスは受けやすい体質だったし、

ストレスに晒されてきたと思う。

大学生になって健康診断の問診で

産婦人科の受診を勧められ、

一年生のときはじめて受診した。

先生にホルモンの分泌が変だけど、

まだ20歳になってないから

安定してないだけと言われ、

自分ではどうしようもない精神不安を抱えたまま生活していた。

20歳を超えてからの健康診断で

また受診を勧められ、

もう一度別の産婦人科に行った。

 

いい先生でいろいろ時間かけて調べてくれ、

多嚢胞性卵巣症候群かなという結論になった。

セカンドオピニオンしてないから、かな…と思っている。

 

長年精神が不安定だったのも、

月に一回熱が必ずでるのも、

体重の増減が激しいのも、

ホルモンバランスのせいか!と

病名を与えられて納得して

治った気分になるやつを経験した。

 

 

余談だが、ロシア来て、ピル忘れてきたときは自分の体がコントロールできないとそれはそれは不安に生きていた。(その後届けていただいたので今は安心)

 

自然妊娠は難しいかもしれないから

妊娠したくなったら言ってねと

言われたときは、自分の妊娠云々よりも

現代の医療技術に驚愕した。

 

 

ピル飲み始めてから安心と思っていたけど、

精神的にしんどいことはあって、その一つが根気が続かないことだった。

 

ほかは割と普通になったと思う。

こと、対彼氏に関しては改善されたと思うし、昔よく耐えてくれたと感謝しかない。

しかも妊娠できるかわからんとか言って、

萎えてるのも気にしてない風なところとか

大好き。愛してる。

 

 

てへ。

 

 

読書は昔から好きで、

本屋さんも好きでよく行く。

だから、読みたいと思って本を買って帰るけど、開いたところから進まない。

映画も同じ。何かしながらでないと見れないし、途中で飽きて結末みて終了。

もはや結末も気にならないことのほうが多かった。

 

 

 

それがなんとなんと今週2冊読んだ。

 

 

 

ここで電子書籍を発明?した人に

感謝を述べたい。

私も初めは本は紙でしょ!!!派だった。

こんなに町中に本屋がたくさんあって、

アマゾンで本頼めば次の日は届く日本で

誰が電子書籍なんか!と。

今ロシアにいて、アマゾンが機能しない国で、ロシア語の本なんか読めるはずもなく、

日本語の活字に飢えていた時の「honto!」のありがたさ。

株買おうかと思った。ありがとうございます。

 

本屋でばったり面白そうな本に出会う感じとか、ここにくれば大体の本あるでしょう~

という梅田のジュンク堂的安心感を放ってる救世主。

 

 

 

もちろん本を読む時間ができたということも大きいと思う。

それ以上に現実におもしろいことがなくて、

本のなかにはいろんな世界が広がっている

ということを私がどこかで覚えていて、

脳が本を読めと言ってくれたのかもしれない。突然の心身二元論

 

 

 

もう少し考察。

 

私はきっと一番自分に大事なことを

後回しにしてしまう。

一番大事と分かっているものに取り組むと

自分の無力さに苛まれて

胃がキリキリしていまうのは

幼稚園のピアノの発表会からずっと同じ。

だからきっと日本でフリーターしてたころは

余裕をもってひと息つくことが

一番大事!ということだったんじゃないだろうか。

 

でも、なにかしていないと落ち着かない。

本を読んだり、映画をみたり、動きがないことに耐えられなかった。

 

今は違う。

いろんなところに出かけて、

広報活動しないといけない。

私の生活のすべてが日本代表で、

私の名刺にはすごい肩書が書いてあって、

全部が仕事だし、出会う人はまず私を

"日本から来た日本語の先生"

という印象から入る。

その次のステップに行くのは難しいし、

時間もかかるし、言葉ができないことにイライラしてしまう。

その現実逃避にもってこいなのが

読書と韓国ドラマなのだろう。

 

 

 

贅沢言えば、猫がいれば完璧。

 

 

 

せっかくゆっくりする時間が

出来たのだからこの生活を守るため、

部屋の模様替えをしよう!

ロシアは意外と玄関で靴を脱ぐ文化圏なのだ。

模様替えのし甲斐があるではないか

と意気込んでいるところ。

まだ行動に移していないだけで想像は膨らむ。

 

 

考え事をする時間があるのである。

なんと素晴らしい。

余計なことももちろん考えてしまうけど、

22歳をこんな風に過ごすのも悪くないのでないか、と。